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~意外とやってしまいがちな日常のちょっとした見直しポイント《その5》~シンクに熱湯を流すのは危険!? 排水口のトラブルを防ぐためのポイントを解説

2026.09.08

食材を茹でたお湯をそのままシンクに流したり、排水口の臭いや詰まりを防ぐために熱湯を流したりしていませんか。実はこの行為、排水管に深刻なダメージを与えてしまう可能性があるのです。今回は、排水口に熱湯を流してはいけない理由と、シンクに茹で汁などを流す際の注意点、排水口の臭いや詰まりを防ぐ方法を紹介します。

~意外とやってしまいがちな日常のちょっとした見直しポイント《その5》~シンクに熱湯を流すのは危険!? 排水口のトラブルを防ぐためのポイントを解説

目次

排水口に熱湯を流してはいけない理由

排水口に熱湯を流してはいけない理由

キッチンのシンクや洗面所、浴室などの排水口に熱湯を流してはいけない理由―― それは、内部の排水管(排水ホースなど)が変形・破損して、水漏れなどの大きなトラブルを起こす可能性があるからです。キッチンの排水口に熱いお湯を流した時、ステンレス製のシンクが熱で一時的に膨張して「ボコッ」と鳴ることがありますが、これと同じようなことが排水管でも起きているのです。
 
住宅の排水管に使われている塩化ビニル管は、強度があって腐食しにくい一方で、熱に弱いという特性があります。一般的な塩化ビニル管の耐熱温度は約60度とされているため、60度以上のお湯を流してしまうと、排水管が軟化・変形して破損したり、管を接続する接着剤が溶けたりする恐れがあるのです。
 
排水口から続く排水管は、普段あまり見る機会がないため、小さな変形や水漏れに気づきにくいかもしれません。しかし、知らずにそのまま放置すると、大量の汚水が急に漏れ出したり、床に湿気がたまって腐食・変色したりする恐れもあります。また、住宅の上階で水漏れが起きると、階下の天井や壁などにも被害が広がり、さらに大がかりな修理が必要になってしまいます。そうしたトラブルを防ぐためにも、家の排水口には60度以上のお湯を流さないようにしましょう。

調理に使った熱湯をシンクに流す際の注意点

調理に使った熱湯をシンクに流す際の注意点

家の水回りの中でも、熱湯(高温のお湯)を流してしまいがちなのがキッチンのシンクです。たとえば、パスタやそうめん、卵や野菜などの茹で汁、レトルト食品(レトルトパウチ)を温めたお湯、カップ焼きそばの戻し湯(湯切り)などを、そのままシンクに流している方も多いのではないでしょうか。
 
しかし、こうした調理に使ったお湯は、いずれも熱湯~60度以上の高温なので、そのままシンクに流すのはおすすめできません。たまにしか流さないから大丈夫、流す量が少ないから平気……と思っていても、それが長い間に蓄積することで、排水管のダメージは確実に進んでいきます。そのため、調理に使った熱いお湯をシンクに流す際には、日ごろから以下の点を必ず守り、排水管にダメージを与えないことが肝要です。
 
【調理に使ったお湯を流す際のポイント】
●鍋やケトルに残った熱湯は、手で触れられる程度(50度以下)に冷ますか、水を加えて温度を下げてから流す。
●高温のお湯をシンクで湯切りする場合は、一緒に水道水を多めに流してお湯の温度を下げるか、お湯を一度ボウルなどに移して冷ましてから流す。
 
また、調理に使った熱いお湯は、以下のような方法で再利用することもできますので、ぜひ試してみてくださいね。
 
【調理に使ったお湯の活用法】
●レトルト食品(レトルトパウチ)を温めた残り湯は、衛生面の観点から飲食用に再利用するのは推奨されていませんが、ある程度冷ました後にシンクの掃除や食器の下洗いに活用すれば、汚れが落ちやすく省エネにもつながります。
●カップ焼きそばの戻し湯に、即席スープの素(粉末のカップスープ、フリーズドライの味噌汁など)を加えれば、捨てるはずのお湯が有効活用できます。戻し湯には麺の油分や塩分などが含まれているため、スープにコクが出てより美味しくなります。

排水口(排水管)の臭いや詰まりを防ぐには

排水口(排水管)の臭いや詰まりを防ぐには

同じく、排水口(排水管)の臭いや詰まりを防ぐために熱湯を流すのも、排水管へのダメージを考えるとおすすめできません。たしかに、熱湯を流すと臭いの元となる雑菌やヌメリは除去できますが、熱で一時的に溶けた油汚れが、食べカスや洗剤成分と混じって再び固まり、大きな塊となって排水管を塞いでしまうこともあるため注意が必要です。
 
排水管にダメージを与えずに臭いや詰まりを防ぐためには、日ごろからの対策とこまめな掃除が重要なポイントとなります。以下、対策のポイントを場所別に紹介しますので、ぜひ毎日の生活の中で心がけて実践してみてください。
 
【キッチン】
●調理器具や食器に残った油脂(油、マヨネーズ、肉汁、カレー、クリームなど)は直接流さず、キッチンペーパーや新聞紙などで拭き取ってから洗う。
●三角コーナーや排水ネットを利用して、細かい食べカスや固形物(米粒、汁物に残った具、生ごみ、ビニール・プラスチック片など)をできるだけ流さないようにする。
●1日の最後にシンク回りをお湯(40~50度)で洗い流し、排水口のトラップやネット、三角コーナーもこまめに掃除する。
●月に1~2回は市販のパイプクリーナーを流して排水管の汚れを落とす。
 
【浴室・洗面所】
●入浴後・使用後に、排水口や洗面ボウルに付着した髪の毛を取り除く。または、ヘアキャッチシールを排水口に貼る。
●入浴後・使用後に、排水口のまわりに付着した石鹸カスや皮脂をお湯(40~50度)で洗い流し、排水トラップもこまめに掃除する。
●月に1~2回は市販のパイプクリーナーを流して排水管の汚れを落とす。

水回りの点検・修理をプロに依頼した方がいいケース

水回りの点検・修理をプロに依頼した方がいいケース

ご紹介したように、60度以上のお湯は排水管にダメージを与え、部品の破損や水漏れを起こす原因となってしまいます。「何げなく熱湯を流していたかも」「臭いや詰まりに効果があると思って熱湯を流していた」という方は、今日からでも流さないよう注意するとともに、排水口のトラブルを防ぐための対策も実践してみてください。
 
また、以下のような症状が見られる場合、排水管のダメージがかなり進んでいる可能性があります。気がついたら決して放置せず、早めにプロの業者に点検・修理を依頼することをおすすめします。
 
【こんな場合はプロに相談・依頼を!】
●シンク下や洗面台下の排水管が変形している、接続部がずれている、濡れている
●シンク下や洗面台下の床(収納内)が湿っている、濡れている
●水回り付近の床がいつも湿っている、踏むと柔らかく沈む
●部屋(とくに水回りのある場所の階下)の壁や天井に、濡れたようなシミや膨らみ、カビなどが見られる
●市販のパイプクリーナーやワイヤーブラシ、ラバーカップなどを使っても、排水口の詰まりがすっきり解消しない、一度解消してもすぐに再発する。
 
―― ベンリーでは、水回り(キッチン、浴室、洗面所、トイレなど)のトラブルや困りごとを解決するサービスをご提供しています。排水口・排水管のクリーニングや詰まり・水漏れの修理など、経験豊富なスタッフが専用の用具・洗剤を使って幅広く対応。具体的なサービス内容については、こちらをご覧ください。

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