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生活シーンの「困った」を解決!生活支援サービスについて解説します

2024.05.15

2018年に65歳以上人口は3,558万人、総人口に占める割合(高齢化率)も28.1%となりました。

総人口が減少する中で65歳以上は、2036年に33.3%で3人に1人、2042年以降65歳以上人口が減少に転じても高齢化率は上昇を続け、2065年には38.4%に達して、国民の約2.6人に1人が65歳以上の者となる社会が到来すると予測されています(令和2年版高齢社会白書より)。

そんな中、ここ近年、社会的にもニーズが高まっている「生活支援サービス」。今回は、生活支援サービスを取り巻く社会的背景やサポート事例とともに、生活支援サービスのビジョンについてお話したいと思います。
生活支援サービス事業に興味のある事業者の方も、ぜひ参考にしてみてください。

生活シーンの「困った」を解決!生活支援サービスについて解説します

目次

年々ニーズが高まる「生活支援サービス」とは?

年々ニーズが高まる「生活支援サービス」とは?

生活支援サービスのニーズが高まる社会的背景
ここ近年、少子高齢化や核家族化、共働き・単身世帯の増加など、社会構造が大きく変化する中で、家庭内における労働力不足が深刻化。これまで自分や家族で行えていた家事などの家庭内労働を、有償で外部に依頼するケースが増加しています。
 

その受け皿となっているのが、生活シーンにおける「困りごと」を解決する生活支援サービスです。とくに最近は、「家族が同居していたらやってくれたであろうこと」「若い時なら自分でできたこと」など、ちょっとした家事や日常的な用事に対するニーズが高まる傾向にあります。たとえば、換気扇の掃除や庭の草取りなども、「技術的にできないから」ではなく、「体力的・時間的にできないから」依頼する、というお客さまが増えているのです。

 
高まる介護保険外サービスのニーズ
また、高齢者の生活支援のひとつとして、「介護保険外サービス」という新たな市場も拡大しています。2000年から始まった国の介護保険制度には、日常的な家事をサポートする「生活援助」がありますが、介護保険の財源不足により、制度改定のたびに援助の提供範囲や時間が削減されてきました。こうした状況の中で、国も有償の介護保険外サービスの利用を推奨するなど、生活援助は実質的に利用者の自己負担になりつつあります。
 
「住み慣れた地域、自宅で最後まで」という地域包括ケアの推進に向けて、今後、在宅での治療や介護も確実に増えていくでしょう。そうした中、介護保険外のサポートを担う生活支援サービスの拡充が不可欠となり、家庭内労働の有償化がさらに進んでいくと見られています。

ワンストップサービスの必要性・重要性

ワンストップサービスの必要性・重要性

このように、生活支援サービスを利用するお客さまの多くは、自分の代わりにやってくれる人手や労働力を求めています。そのため、ひとつの作業や家事だけでなく、他にも頼みたいことが多く派生してくるのです。
 
そこで重要となるのが、「キッチンクリーニング」や「庭のお手入れ」など単独のサービスだけでなく、お客さまのあらゆるニーズにワンストップでお応えすること。日常生活でさまざまな困りごとを抱えたお客さまは、ワンストップで何でも気軽に頼める業者に相談した方が、いろいろな所に頼むより手間や時間が省けて便利だからです。
 
とくに、高齢の夫婦世帯や単身世帯では、加齢による身体の不調や体力的な問題で、これまでできていた家事や作業ができなくなったというお客さまも少なくありません。そうした悩みを抱えるお客さまの多くは、家庭内でのちょっとした作業や用事だけでなく、プラスアルファの困りごとにも対応してほしいと望まれています。
 
では、主に高齢者世帯で求められている「生活支援サービス+α」のサポートとして、ニーズの高い2パターンのサービス事例をご紹介しましょう。

【事例1】生活支援サービス+終活サポート

【事例1】生活支援サービス+終活サポート

【派生するプラスαのニーズ/生前整理などの終活サポート】
●自分が亡くなった後のことを考えて、部屋の整理や物置の片付けなどをしたい
●亡くなった妻や夫の遺品を整理したい
●老人ホームに入居するので、自宅の不用品を処理したい   
 
【生活支援サービス+終活サポートの一例】
●庭木の剪定 ⇒ 荷物の整理と移動 ⇒ 物置の片づけのお手伝い
●遺品整理のお手伝い ⇒ 荷物の整理と移動 ⇒ お墓の掃除代行 
●引っ越しのお手伝い ⇒ 粗大ごみ・不用品処理のお手伝い ⇒ ハウスクリーニング ⇒ 荷物の整理と移動

【事例2】生活支援サービス+買い物サポート

【事例2】生活支援サービス+買い物サポート

買い物サポートは高齢者世帯だけでなく、家事をする時間的余裕がない共働き世帯や、育児に手がかかる母子・父子家庭でもニーズが高いサービスのひとつです。
 
【派生するプラスαのニーズ/生活必需品などの買い物代行】
●近所のスーパーまで車がないといけない、あるいは足腰に不安があるので、食料品や日用品の買い出しに定期的に行ってほしい
●重い荷物が運べないので、お米やペットボトルなどをまとめて買ってきてほしい
●体調がすぐれないので、近くの店で薬や食料品を買ってきてほしい
●家族の介護疲れで動けないので、食料品や日用品の買い出しに行ってほしい
 
【生活支援サービス+買い物サポートの一例】
●家具の移動 ⇒ 荷物の整理と移動 ⇒ 電球交換 ⇒ 食料品や日用品の買い出し
●扉の丁番調整 ⇒ 手すりの取り付け ⇒ スーパーでの買い物

最後に ~ベンリーが目指す生活支援サービスのビジョン

最後に ~ベンリーが目指す生活支援サービスのビジョン

このように、時代の流れや社会構造の変化とともに、生活支援サービスを利用されるお客さまのニーズも年々多様化しています。

なおそうした中で、ベンリーは全国各地に店舗をチェーン展開し、地域に密着した生活支援サービスを通して、たくさんのお客さまの「困った」にお応えしています。
 
今後、さらなる少子高齢化や核家族化の進行とともに、地域包括ケアに対するニーズの高まり、生活支援サービスとして求められる役割は確実に広がっていきます。地域の方との寄り添い、どこに行っても安心して暮らしていける地域社会の創造── それが、これから台頭していく生活支援サービスの在り方ではないでしょうか。
 

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