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引っ越しの準備を効率よく進めるには?荷造りの手順や梱包のコツをまとめて紹介!

2025.02.13

家財道具や日用品を梱包する引っ越しの荷造りは、時間も手間もかかる大変な作業です。荷造りをいつ始めればいいのか、何から手を付ければいいのかわからず、なかなか作業が進まない……という人も多いのではないでしょうか。
 
そこで今回の記事では、押さえておきたい荷造りの手順や梱包のコツなど、引っ越しの準備をスムーズに進めるためのポイントを解説します。

引っ越しの準備を効率よく進めるには?荷造りの手順や梱包のコツをまとめて紹介!

目次

引っ越しの準備はいつから始める?

引っ越しの準備はいつから始める?

引っ越し前は何かと慌ただしくなるため、スケジュールに余裕を持って荷造りを始めることが大切です。とはいえ、あまり早くから荷物を梱包してしまうと、引っ越しするまでの生活に支障が出てしまいます。荷物の量にもよりますが、一般的に単身者の引っ越しの場合、荷造りに1週間程度かかるといわれていますので、家族の引っ越しの場合は、少なくとも2週間程度はかかると考えておいた方がいいでしょう。
 
不用品はできるだけ早く処理を依頼する
また、荷造りを始める前に、家の中にあるものを見回して、もう使わないものや買い替えを予定しているものは思い切って処理しましょう。引っ越しのタイミングで不用品をまとめて処理すれば、余計なものを荷造りする手間が省け、新居でもすっきりと生活することができます。
 
ただし、不用品の処理には、思いのほか時間がかかるので注意が必要です。たとえば、自治体の不用品回収サービスに依頼しても、すぐに回収してもらえるとは限らず、依頼が遅くなると、引っ越し日に間に合わない可能性があります。場合によっては、回収までに1ヵ月以上かかることもありますので、引っ越しが決まったら、できるだけ早く処理を依頼するようにしましょう。

引っ越しの荷造りに必要な道具・梱包資材

引っ越しの荷造りに必要な道具・梱包資材

引っ越しの荷造りを始める際には、あらかじめ以下の道具や梱包資材を用意しておきましょう。とくに、荷造りに欠かせないガムテープや段ボールは、少し多めに用意しておくと安心です。
 
引っ越しの荷造りに必要な道具類
【ガムテープ】
段ボールを組み立てるときや封をするときに必要です。丈夫で重ね貼りがしやすく、手で切れる布テープがおすすめです。
【ビニールひも】
段ボールに入らない長尺物(傘、ほうき、モップなど)や、本・雑誌・衣類などをまとめて束ねるのに便利です。
【セロテープ・ビニールテープ】
家電の配線やパソコンのケーブルをまとめたり、液体ボトルのキャップが開かないよう留めたりするなど、用意しておくと何かと便利に使えます。
【油性のマジックペン】
段ボールの外面に、中に入っている荷物の種類などを書くときに使います。
【はさみ・カッター・工具類】
ハサミやカッターは、ビニールひもや段ボールの封を切る際に必要です。また、ドライバーなどの工具類は、家具の分解や組み立てなどに使用します。
【軍手】
重いものを運ぶときや荷造り中は、手指にケガをしないよう軍手を着けて作業しましょう。滑り止め付きのタイプがおすすめです。
 
引っ越しの荷造りに必要な梱包資材
【段ボール】
段ボールは大・小の2サイズを用意しておくと便利です。業者に引っ越しを依頼する場合、有償または無償で提供してくれますが、業者に頼まず自力で引っ越しする場合は、自分で用意する必要があります。
【ビニール袋・圧縮袋・輪ゴム】
クッション類や衣類、液体が入った容器などを梱包する際に使います。また、かさばるクッションや寝具などは、圧縮袋に入れるとコンパクトに梱包できます。
【緩衝材・新聞紙】
割れやすい食器やガラス瓶などを包んだり、段ボールの隙間に詰めたりして、移動中の衝撃で荷物が破損するのを防ぎます。不要になったタオルや衣類なども衝撃材として使えます。
【布団袋】
毛布や布団類を入れる大きな袋は、引っ越し業者が提供している場合もありますが、提供がない場合は自分で用意しておきましょう。
【ハンガーボックス】
ハンガーにかかった洋服をそのまま運ぶことができます。引っ越し業者が有償または無償で提供してくれます。

何から始めればいい?引っ越しの荷造りの進め方

何から始めればいい?引っ越しの荷造りの進め方

引っ越しの荷造りで重要なのは「荷物を梱包する順番」です。普段よく使うものを先に梱包してしまうと、一度封をした段ボールを開けて荷物を取り出すなど、余計な時間と手間がかかってしまうからです。荷造りを効率よく進めるには、以下の手順に従って作業するようにしましょう。
 
1・引っ越し当日まで使わないものを梱包する
まず、引っ越し当日まで使わないものから梱包していきます。たとえば、シーズンオフの衣類・寝具・家電や、買い置きしてある日用品(トイレットペーパー、ティッシュペーパーなど)、使用頻度が低いもの(本、DVD、インテリアグッズ、趣味のアイテムなど)は、早めに荷造りを済ませておきましょう。
 
2・まだ使う可能性があるものを段ボールに入れる
引っ越し前に使わないもの梱包したら、次は「引っ越しまでに使う可能性があるもの」を段ボールに入れていきます。これらの荷物は、段ボールに入れてもガムテープで封をしない状態にしておきましょう。もし、段ボールに入れたものが必要になれば、その都度取り出して使い、使い終わったら段ボールに戻して引っ越し当日に封をします。
 
3・毎日使うアイテムは引っ越し当日に梱包して封をする
毎日使うアイテム(布団、衣類、日用の衛生用品、食器、調理器具など)は、引っ越し当日または前夜に梱包して封をします。引っ越し当日は慌ただしくなりがちなので、2~3日前になったら前日・当日に着る衣類だけ用意したり、前日・当日の食事を外食や弁当にするなど、当日に梱包するものをできるだけ減らすのもおすすめです。

荷物を梱包する際のコツ&注意点

荷物を梱包する際のコツ&注意点

ここからは、荷物を段ボールに詰める際のコツや、押さえておきたい荷造りのポイント&注意点について解説します。
 
段ボールは天地を確認して組み立て、底面をガムテープで補強する
段ボールに天地を示す文字や矢印が書いてある場合、天地が逆にならないよう組み立てましょう。天地を逆にして組み立ててしまうと、ひっくり返った状態で積まれて中身が破損する可能性があるからです。また、段ボールを組み立てるときは、ガムテープで底面に封をした上から、さらにガムテープを十字状に貼り、運搬時の底抜けを防止します。
 
段ボールに詰める荷物の量は「一人で持てる重さ」までにする
本や雑誌、食器などの重いものは、できるだけ小さい段ボールを使用し、詰める量は「一人で持てる重さ」までにします。重いものを大きな段ボールいっぱいに詰めてしまうと、重すぎて持てなくなったり、底が抜けてしまったりする恐れがあるからです。もし大きな段ボールに重いものを入れる場合は、上に緩衝材や軽いものを入れて重量を調整しましょう
 
荷物を場所ごとに分けて梱包し、段ボールに中身の情報を明記する
段ボールに入れる荷物は、家のエリア・グループごとに分けるのがおすすめです。キッチンと寝室の荷物を同じ段ボールに入れると、荷ほどきの際に仕分けが大変になってしまうからです。キッチンの●●・リビングの●●・寝室の●●など、エリア別に荷物をグループ分けして梱包し、段ボールの外面に「エリア・グループ・荷物の種類」を油性のマジックペンで書いておくと、どこの何が入っているかひと目でわかります(記載例:寝室・クローゼット・夏服)。
 
割れやすい皿は立てて、茶碗は伏せて詰めるのがコツ
割れやすい皿は新聞紙などで1枚ずつ包み、立てた状態で段ボールに詰めていくと割れにくくなります。茶碗類もひとつずつ新聞紙で包み、伏せた状態で詰めていきます。また、段ボール内に隙間があると衝撃で割れやすくなるので、緩衝材やタオル、丸めた新聞紙などを詰めて、なるべく隙間ができないようにしましょう。
 
冷蔵庫・洗濯機は引っ越し前日に水抜きをする
冷蔵庫と洗濯機は、運搬中に溜まった水が漏れ出す恐れがあるため、あらかじめ水抜きをする必要があります。ただし、水抜きすると冷蔵庫と洗濯機が使用できなくなりますので、水抜きの作業は引っ越しの前日に行います(水抜きは取扱説明書の方法に従って行ってください)。
 
大型の家具や家電の梱包はどうする?
段ボールに入らない大型の家具や家電は、当日に引っ越し業者が梱包してくれますが、分解しないと搬出・搬入できない組み立て家具は、事前に自分で分解しておきます。また、扉や引き出しのある家具は、運搬中に開かないようガムテープで留めておくと安心です。家電に付いている電源コードも、まとめてガムテープで留めるか、ヒモやバンドで束ねておきましょう。

生活支援サービスのプロに荷造りを依頼する方法も

ご紹介したように、引っ越しの荷造りは時間も手間もかかるため、順序とコツを押さえて早めに取りかかることが大切です。
 
また、荷造り・梱包だけ頼みたい場合や、引っ越し業者を使わないで自力で引っ越す場合、敷地内の団地へ引っ越しする場合は、民間の生活支援サービスを利用する方法もあります。暮らし全般のサポートを手がけるプロに依頼すれば、荷造りや荷ほどき、荷物の搬出・搬入はもちろん、エアコンの取り外し・設置、室内の後片付けや清掃など、引っ越しに関するさまざまな作業を、一括でもスポットでも依頼することができます。
忙しくて荷造りする時間がない方や、引っ越し作業で体力的に不安がある方も、無理をせずに相談・依頼してみてはいかがでしょうか。
 

情報提供:株式会社ベンリーコーポレーション
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